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北京日本学研究センター概要

Updated: 2022-08-01

北京日本学研究センターは1985年に創設され、北京外国語大学に所属する学術研究機構及び大学院修士レベル以上の人材を育成する教育機構です。2008年、教育部により「全国日本語言語文学重点(育成)学科」に、北京市教育委員会により「北京市重点学科」に選定されました。2012年に、教育部国・地域別研究育成基地に選ばれ、2017年、中国シンクタンク索引(CTTI)に入選しました。2021年、北京日本学研究センターが発行する『日本学研究』はCSSCI(2021-2022)に収録されました。

北京日本学研究センターの前身は、1979年12月、大平正芳首相の訪中時に、中国政府と調印した文化交流協定に基づいて北京で創設した「全国日本語教師養成班」(中国の日本語教育・研究界では親しみを込めて“大平班”と呼ばれている)です。「大平班」の好評を受け、1985年9月、中国教育部と日本国際交流基金によって、北京外国語大学に創設されました。

北京日本学研究センターには言語学、日本語教育、日本文学、日本文化、日本社会、日本経済の6学科の研究室があり、毎年、修士30~40名、博士10名前後を募集しています。また、東京大学など名門大学や研究機関、民間団体と協定を結び、毎年、学生を日本に派遣しています。国際的な教育理念、高水準の教師陣、見覚ましい研究成果、豊富な蔵書、充実したサービスと施設を持ち、中国国内屈指の教育、研究、シンクタンク、文化交流の機能を兼ね備えた総合的な学術プラットフォームとなっています。

北京日本学研究センターは設立以来、1500名以上の修士・博士を送り出し、我が国の教育、研究、対外交流団体や組織に、日本語教育や日本研究に従事する高度な人材を供給し、中国の現代化建設、中日両国の教育・文化交流、中日友好に重要な貢献をしてまいりました。今後、国内最先端で国際的に重要な影響力を持つ日本研究機関になることを目標に、世界中の優れた日本研究の成果を中国に紹介し、中国の優れた日本研究の成果を世界に発信してまいります。