教育部中外人文交流センターと北京外国語大学が共催する「2025年世界青少年模擬国連大会ハイレベル会議」が11月29日、北京外大で開催された。丁浩副学長および教育部中外人文交流センターの陳滔偉処長が出席し、開会の挨拶を行った。
丁浩副学長は、今年が国連創設80周年の節目に当たり、国際情勢が目まぐるしく変化する中、グローバルガバナンスが多くの課題に直面していると述べた。若者が平和の理念を広め、創造性を発揮し、未来を切り拓く責任を担っていると述べた。また、文明間の学びあいを実践し、公平と正義を守りながら、グローバルな視野で世界の平和と発展に寄与することへの期待を示した。
陳滔偉処長は、人的・文化交流が特色ある大国の外交における重要な柱であり、本大会は規模が年々拡大し、若者に異文化間の対話と交渉の場を提供する貴重なプラットフォームとなっている点に言及した。青少年の代表者らに対し、「平等・包摂・ウィンウィン」の理念に基づき、互いに学び合い、国際社会で活躍できるグローバル人材へと成長するよう期待を述べた。
また、大会で、丁浩副学長、陳滔偉処長、外研社の王勇副社長らが揮毫し、若者による未来共創への願いと期待を書き表した。そして「世界青少年による未来共創イニシアティブ」を公式に発表し、2025年世界青少年模擬国連大会ハイレベル会議の開始を宣言した。
本大会には、中国、アルジェリア、オーストラリア、ブラジル、ロシア、フランス、カザフスタン、カナダ、カメルーン、アメリカ、モロッコ、スペイン、ギリシャ、インド、ヨルダンなど15か国から600名以上の青少年が参加しており、15の委員会セッションに分かれて、11の国際課題について深く議論し、協力の可能性と共通認識を模索した。
