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北京外大の教職員と学生、2025年全国両会に注目

Updated: 2025-03-26

中国人民政治協商会議第14期全国委員会(全国政協)第3回会議、第14期全国人民代表大会(全人代)第3回会議が3月4日と5日、北京で開幕された。北京外大の教職員と学生は、テレビやラジオ、インターネットなどを通じて両会を視聴し、両会の無事開催に熱烈な反響を示した。

全国政治協商会議委員・中国共産党北京外国語大学委員会書記の王定華氏は、今年は「第14次五カ年計画」の最終年であり、改革のさらなる全面的深化の重要な一年であると述べた。この時期に2025年全国両会を開催し、国民の知恵を結集し、発展のコンセンサスを形成し、前進の方向性を定め、新たな局面を迎えることは、非常に意義深いと語った。2024年を振り返ると、習近平同志を核心とする党中央の強力な指導の下、中国は国内外情勢の変化に積極的に対応し、各分野における質の高い発展を着実に推進し、中国式現代化が新たな重大な成果を収めた。教育分野の改革と発展も同様に着実に進められている。新時代第二次全国教育大会が成功裏に開催された。『教育強国建設計画綱要(2024—2035年)』の発表は、中国の教育事業のさらなる発展と系統的な飛躍に強い原動力を与えている。教育界の委員として、現場で政府の活動報告および政治協商会議常務委員会の活動報告を拝聴いたした。私は深く感銘を受け、大いに励まされた。また、自分の使命と責任を強く感じた。力強い追い風を受けつつ、重い責任を担いながら長い道を確実に進んでいく。北京外国語大学は、国家の戦略的なニーズを指針とし、時代の要求に応える「立徳樹人」のプロジェクトを基盤とし、科学技術革新による外国語教育の活性化をエンジンとし、学科構築や国際交流などを手がかりとする。伝統を守りつつ革新を重ね、勇気を持って実行し、家族や国家を思う心とグローバルの視野を備えたハイレベルな複合型人材を育成する。さらに、国際化・特色のある・高水準・総合的な世界一流の外国語大学の構築を推進し、中国教育の国際的な影響力や競争力、発言力を一層高め、中国式現代化による強国建設と民族復興の偉業に対する堅実な教育的支援を提供する。

北京外国語大学学長・中国共産党北京外国語大学委員会副書記の賈文鍵氏は、「第14次五カ年計画」の最終年と「第15次五カ年計画」の構想・布石という重要な節目において、全国人民代表大会と中国人民政治協商会議が盛大に開催されたことは、非常に意義深いと述べた。政府活動報告は、過去1年間の改革と発展の成果を体系的に総括しており、非常に励みになると同時に、人々を奮い立たせる内容であった。人工知能が新たな質の生産力に深く力を与えていることは、中国の質の高い発展を象徴する証であり、教育・科学技術・人材の一体的な発展に前例のない機会をもたらしている。政府活動報告では、「科学技術と教育による国家振興戦略を着実に実施し、国家イノベーションシステム全体の効率を高める」と指摘されている。習近平総書記が北京外大の教授たちに送った返信の中で「外国語大学には大きな役割を果たせる」という重要な精神を強調した。北京外大はこの精神を深く実践していく。デジタル化・スマート化の波の中、徳を立て人を育てることを根本とし、赤い遺伝子を魂とし、国への奉仕を方針として、グローバルな言語・文化・管理という三つの分野で、AI技術を積極的に取り入れる。この上で、外国語教育の改革を深化させ、先導的かつ模範的な役割を果たし、教育・研究・管理において人工知能を最大限に活用する。外国語教育、教員育成、社会貢献などの分野で、デジタル・スマート技術を活用した新たなエコシステムを構築する。文化の解釈力、技術の応用力やグローバルな競争力を兼ね備えた「デジタル・スマート時代の市民」を育成する。これらを通じて、教育強国の構築を加速し、中国式現代化により中華民族の偉大な復興を全面的に推進するために、北京外大の力をより発揮していく。

国際ニュース・コミュニケーション学院副院長の鄧秀軍氏、国際教育学院准教授の巫鋭氏、北京市三八紅旗褒章受賞者及びスクールカウンセラーのアイミル・アイリ氏、ロシア語学院講師の呂亜楠氏など複数の教職員と学生が感想を述べた。

日本語学院(北京日本学研究センター)スクールカウンセラーの連冠宇氏は次のように述べている。「教育者として、我々は時代の流れに従い、現代科学技術の成果に注目すべきである。必要なAIツールを習得し、作業のメカニズムとプロセスの最適化を図る一方で、そのメカニズムや思考様式を理解しなければならない。教師として、学生が新しい技術を積極的に受け入れ、AIと言語学習を深く融合させ、国の科学技術発展のプロセスに積極的に参画し、教育強国の構築に向けて自らの力を貢献するよう励ましたいと思う。」