3月17日、北京外国語大学が主催した第17回中国日本学研究「カシオ杯」優秀修士論文賞の授賞式がハイブリット形式で開催された。北京外大の丁浩副学長、教育部外国言語文学専攻教学指導委員会日本語分委員会主任の修剛氏、中国日本語教学研究会会長の陳多友氏、中国日本語教学研究会名誉会長の徐一平氏、日本国際交流基金北京日本文化センター所長の野田昭彦氏、副所長の野崎浩司氏、カシオ(中国)貿易有限公司取締役アシスタントの岩丸陽一氏、北京外大日本語学院院長及び北京日本学研究センター主任の周异夫氏をはじめに、専門家、受賞者、指導教官を含む100名以上の参加者が授賞式に出席した。北京外大日本語学院常務副学院長、北京日本学研究センター常務副主任の徐滔氏が授賞式の司会者を務めた。
丁浩氏は、審査活動が日本語学科の発展、大学院教育および論文指導において重要な意義を持つことを高く評価し、受賞者に祝意を表した。また、新時代における日本語研究人材の育成は、機会と課題が共存する状況にあり、優れた人材を共に育成する必要があると指摘した。修剛氏は、北京外国語大学が日本語教育分野において確固たる地位を築いていること、ならびにコンテストへの支援を高く評価し、本コンテストがより多くの人々を日本学研究へと駆り立てることを期待していると述べた。陳多友氏は、表彰活動が日本学研究に新たな活力をもたらし、中日文化交流の架け橋となったと評価した。野田昭彦氏は、受賞論文が学生たちの日本学研究への情熱と専門能力を示していることを称賛した。岩丸陽一氏は、本コンテストを高く評価するとともに、受賞者への祝意を述べた。蘇州大学の呉子凡さんと大連外国語大学の姚艶玲さんが、それぞれ学生代表および教員代表として挨拶を行った。
「中国日本学研究『カシオ杯』優秀修士論文コンテスト」は2008年に北京外国語大学、教育部外国言語文学専攻教学指導委員会日本語分委員会と中国日本語教学研究会が共同で立ち上げ、中国の日本語言語文学学科で唯一、全国規模の修士論文コンテストとして、日本学研究の修士論文の質を評価する上で重要な指標となっている。今回のコンテストには全国54の大学から100部の論文の応募があった。それぞれ言語、教育、文学などの6部門に分けて審査が行われ、一等賞6名、二等賞8名、三等賞13名、優秀賞9名が選出された。
